製品プラ回収〜購入の具体例

製品プラスチックの具体例

プラニックが購入している製品プラスチックの具体例を紹介します

以前ニュースでお知らせしたとおり、牧之原市御前崎市広域施設組合 環境保全センターから製品プラスチックを落札、現在購入しております。ここでは、回収〜選別〜購入までを、少し詳しくご紹介いたします。

袋を分けて回収しています

容器包装プラと同様に、製品プラも袋に入れて回収されています

牧之原市の一部と御前崎市では、「ビニール・プラスチック類の出し方」という資料で、分別方法が周知されています。ご覧いただくと分かりますが、金属の混入を不可とし、汚れの除去、ライター、カミソリ、電池などの禁忌品の除去などが記載されています。

ここでは、容器包装プラを「プラマークあり」それ以外の製品系プラを「プラマークなし」としています。そして以下のように、ゴミ袋の該当する欄にチェックして、別々の回収日に出すことになっています。

なお、牧之原市の一部と吉田町でも、吉田町牧之原市広域施設組合 清掃センターで「プラマークあり」と「プラマークなし」を分別回収しています。こちらは袋に「プラマークあり」か「プラマークなし」と記載し、プラスチック類というカテゴリーで同じ日に回収しているようです。(参考:住吉東地区のごみ収集カレンダー

手選別のうえ破砕しています

牧之原市と御前崎市で回収されたものは、環境保全センターに運ばれ、手選別されます。分別方法が周知されているとは言え、異物の混入がないわけではありません。発火するものや危険物、金属などのプラスチック以外の物はもちろん、ウレタンや発泡スチロールなどのフワフワしたもの、軟質、シート状のもの、容器包装類が取り除かれます。塩化ビニールもほぼ取り除かれます。そのうえで、破砕機にかけられ、もう一度目視で異物が除去されます。最終的にはフレコンに詰めて出荷されます。1フレコンあたりの重量は200kg以下ですので、あまり積載効率はよくありません。

プラニックでは、これを置き場まで取りに行って、15円/kgで購入しています。

他の方法も考えられます

この方法は、年間50tという排出量であること、スペースが限られていること、運搬距離が短いこと、などの要素を背景としたものです。数量が多ければ設備投資ができますので、手選別の負荷を減らすことができます。運搬距離が長い場合は、さらに細かく破砕・粉砕することで、積載効率を倍以上に高めることもできます。

状況によって最適な方法は異なりますので、ご興味をお持ちの自治体様、一般廃棄物の受託をされている業者様は、お気軽にお問い合わせください。