再生プラスチックをコンパウンドして販売しています

再生(PCR)プラスチックを販売しています

プラニックでは、使用済みのプラスチックを回収、比重選別した後にコンパウンド・ペレット化して販売してます。いわゆる、PCR(Post Consumere Recycled)材といわれるものに該当し、一般消費者が使用したあとのものをリサイクルしています。工場等で発生するPIR(Post Industrial Recycled)材よりも品質にバラつきがあり、発生場所が散らばっているため回収コストがかかります。このように、PCR材の生産は難易度が高いため、環境価値の高い素材として評価されています。一方で、品質に課題があることが多く、なかなか普及が進みません。

普及へ向けた動き

ここ数年、再生プラスチックの普及を目指すためマッチング、情報交換、トレーサビリティ、政策提言などを目的とした、団体、プラットフォームが数多く設立されています。最近では環境省が調整して秋に立ち上げる自動車向けプラスチックの再生プラスチックの供給量拡大に向けた産官学コンソーシアムも注目されています。2025年には資源有効利用促進法を改正し、再生プラスチックなどの使用計画の策定・報告を義務付けることで、普及に弾みをつけようとしています。背景には、2031年までにEUで販売される自動車のプラスチックの25%を再生材にするなどの動きがあるようです。

普及に向けた最大の課題の一つとしてあげられるのが、需要と供給の「質」・「量」・「価格」の折り合いがつかないところです。価格については、再生プラスチックの使用が(努力)義務化されることで、いずれ解決されることでしょう。問題は「質」と「量」です。価格が上がれば改善されると思われますが、市場が形成されるまでには相当な時間がかかります。

再生(PCR)プラスチックの質と量を確保

プラニックでは、「質」の問題を解決するために、高度な比重選別技術を導入しています。さらに、ユーザーの品質要求に応じてコンパウンドを行っています。プラニックには、トヨタ車の部品用としてプラスチック材料を長年供給している小島産業が出資しており、コンパウンドの技術的な支援も受けています。

また、「量」の問題にも対処しています。これまで主にサーマルリカバリーされいていたASR由来のプラスチックを選別する技術を採用しており、国内での原料の確保が進んでいます。これにより、年間3.2万トンの再生プラスチックの供給量を目指しています(色は黒色で、PPをメインとしたペレットとなります)。

プラニックは再生プラスチック普及の最前線にいます。再生プラスチックの質と量をいち早く確保されたいユーザーの方は、下記までお気軽にお問い合わせください。